ORIENTAL CAFE FA’RM’S

ORIENTAL CAFE FA’RM’S

私たちのコーヒー豆を生産している農園のある村はミャンマー国境にほど近い山の中にあります。この村の人口は約80世帯の650人、女性の方が若干割合が高いです。アカ族という山岳民族の村であり、彼らは山や木、土や風といったあらゆるものに精霊が宿ると信じ、その信仰に沿って生きています。

このあたりは以前は麻薬であるアヘン(通称ブラックゴールド)の採るためのケシの栽培で有名な場所でもあったことから、またタイ、ラオス、ミャンマーの3カ国が接している場所でもあることから、ゴールデントライアングルと呼ばれていますが、タイ政府・王室などの後押しもあって、今ではケシの栽培は無くなり、それに換えてコーヒーの栽培が盛んになってまいりました。

自然の生態系の中でコーヒーを育てており、殺虫剤などの農薬は一切使用しておりません。

今ではこの村のほぼ全員がコーヒーの生産に関わっています。それはコーヒーからの収入が良いということだけではありません。山岳民族である彼らにとって、森は命そのものともいえますが(遠回しには都会に住む人達にとってもですが)、コーヒーの木の生産はその森と共存させる事もできるからです。ここでは自然の生態系の中でコーヒーを育てており、殺虫剤などの農薬は一切使用しておりません。このコーヒー農園の森の中では色んな樹木や草花が一緒に育ち、鳥たちは舞い、虫たちは賑やかに鳴いています。

一般的なコーヒーの生産では農薬を使うことで、虫を寄せ付けないようにしますが、ここでは農薬を使わなくてもコーヒーの木が侵されるということがほとんどありません。というのも森という生態系の中で育てているからです。

森の中のコーヒー農園(背の低いのがコーヒーの木)

森の中のコーヒー農園(背の低いのがコーヒーの木)

この場所はコーヒーベルトといって、コーヒーが生産される緯度帯があるのですが、その中でも最北端に位置し、高度も約1200~ 1500メートルありますが、その事が適度な寒暖の差を産み、おいしいコーヒーの生産につながっています。また、ここでは森の中でコーヒーの木を育ててますが、この森の木々達が強い日射を和らげる役目を果たし、それはコーヒーの木をじっくりと成長させ、豆においしさが濃縮される事にも繋がっています。

コーヒーの収穫時期は例年11月から3月頃

コーヒーの収穫時期は例年11月から3月頃。ここの村ではこの時期になるとみんな総出で収穫を行います。急斜面のところもあって、少々危険ですがその斜面を歩きながら、一つ一つ手摘みしていきます。収穫したあとはコーヒーの実が一杯に入った袋を担いでバイクに乗り、でこぼこ道を通って家に帰ります。

コーヒーの実

コーヒーの実

コーヒーの実は写真のような赤いさくらんぼのような実ですが、さくらんぼでいう果肉の部分を取り、中の種子を取り出し、それを乾燥させ、さらに殻を取り除いたものが、コーヒーの生豆であり。ここまでをこの村で作業し、保管しており、その生豆を注文に応じて、焙煎所で随時焙煎していきます。みなさまには生豆はもちろん、焙煎したてのコーヒー豆、もしくはそれを挽いたものを、ここチェンライから直送でお届けさせていただきます。

ここチェンライから直送でお届けさせていただきます。
*ニュース* [ 最優秀賞受賞 ]
2012年2月、タイのチェンマイで開かれた国際博覧会における品評会において、このコーヒー豆がタイ国内でファーストプライズ(最優秀)として評価を頂きました。森の中で農薬を使用せずに育てた自然の味わいと、そしてナンバーワンの味わいをどうぞお試し下さいませ。

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               品評会名:ロイヤルフローラ国際品評会
               場所  :タイ・チェンマイ
               部門  :コーヒー豆(アラビカグループ)
               評価  :最優秀(タイにおいてナンバーワン)
               受賞日 :2012年02月08日
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タイ国内でファーストプライズ(最優秀)として評価を頂きました。